なななう

なうじゃないなう

ROCK IN JAPAN FES. 2013 8/3(土) <その3>

【クリープハイプ】LAKE STAGE

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待ってましたのクリープハイプ!

今いちばんノリにノってるバンド、それがクリープハイプ。

 

これは、5月のSWEET LOVE SHOWERhttp://www.sweetloveshower.com/tokyo/artist/timetable.html)でも感じたことなんだけれど、

会場全体の空気が、「待ってました!」なんだよね。

観客の「いま!見たい!」という期待感があふれ出しちゃって、

ぼわわっと会場全体が膨張してる感じ。

 

SLSでもRIJでもいろんなバンドを見ましたが、この空気は他では感じたことがない。

例えて言うなら、2011年夏~秋のドロシーリトルハッピーがライブで「デモサヨナラ」を歌う直前の空気に似ているというか(ドルヲタにしかわからない表現)。

 

今、このタイミングでしか感じられない空気なのかもしれない。

 

そんな期待あふれる空気の中始まったライブのセトリはこちら↓

 0(リハ).イノチミジカシコイセヨオトメ

 1.おやすみ泣き声、さよなら歌姫

 2.オレンジ

 3.ラブホテル

 4.憂、燦々

 5.グレーマンのせいにする

 6.HE IS MINE

 7.ウワノソラ

 8.身も蓋もない水槽

 9.社会の窓

 

まず、リハで「イノチミジカシ~」を使っちゃうところに、余裕を感じる。

って、私SLSで1回見ただけなんですけれど、必須曲なんだろうなあと感じていたので。

 

もうこの曲に頼る必要もないわって感じか!

ノッてるな!クリープハイプ!

 

それを裏付けるように1曲終わったところのMCでさらっと

「ヒット曲どんどんいきますよ」とのたまう尾崎世界観(Vo.)。

ノッてるな!クリープハイプ!

 

さらに、前日Mステに出演した話をする世界観。

ノッてるなぁ~!クリープハイプ!

 

しかも「昨日Mステで歌詞間違えたのは何のせい?」「何のせい?」

からの、「なつーのせい♪」とかノータイムで演奏はじめちゃうイケイケっぷり。

ノッっっってるなーーーー!

クリープハイプ!

 

そう、とにかく尾崎世界観のちょづいてる感が半端ない。

笑っちゃうくらいイケイケ。吹き出すほどにS男仕様。

あれくらいわかりやすく、ちょいSを演出してくれたら

こちらもわかりやすくきゃーきゃーできるってもんです。

そうです、これはプレイの一種なのです。

 

「キャー――世界観ーー抱いてーー!!」

(世界観抱いてって、なんだか壮大ですね。

 抱きしめて!銀河の!果てまで!)

……というセリフこそ聞こえませんでしたが、客席の雰囲気はまさにそれ。

SLSでもRIJでも黄色い声援が飛び交っていましたよ。

あのちょいきもキノコヘアがなぜ?と不思議に思いましたが、見て納得。

こちらをM女、あちらをS男と見立てたMC芸は、そう叫ばせる力がある。

いわゆる一つのベイビーと王子様みたいなものです。

 

なるほどなあ、なーんて感心しながら見ていたら、

この後さらに度胆を抜かれることになったのです。

 

5曲目、「グレーマンのせいにする」。

これ、私は初めて聞いたのですが、ベースの人も歌うのね!

「イケメンとデュエットします」なんて言うから何かと思ったら、

ほんとにイケメンボイスでやんの!

世界観のにゃーにゃーボイスとは違って、低音でハスキーなわかりやすいイケメンボイス!

なんだこれ!

抱いて抱いての二重奏か!

 

CMソングの後で、そんな幅の広さを見せてくるもんだから、もう脱帽ですよ。

はいはい、売れちゃってくださいよ。

 

その直後にまた、皆さんお待ちかねの「HE IS MINE」を持ってくるSっぷり。

お約束のあれ、叫びたいんだろ? 叫びたいよね? ほら、叫んでみろよ、

せーの、

「xxxシヨーーー!!!」

 

きっちり叫んできました。

はあ、気持ちいい。

(この曲は、このお約束に向けてじりじりと焦らすように高まっていくところがたまらなく良い。と実感しました)

 

最後に社会の窓で〆。

曲中、客に「さいこーです!」と叫ばせて、

あげてさげて振り回して解放してのすかっとしたライブの終了。

 

いやーノッてるね。クリープハイプ。

http://ro69.jp/quick/rijfes2013/detail/86224