なななう

なうじゃないなう

ROCK IN JAPAN FES. 2013 8/3(土) <その4>

パスピエ】WING TENT

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日も傾いてきて、落ち着いた頃に

ついに私の大本命、パスピエの時間です!

 

しかしWING TENTは小さい…。

会場に入れなくなる可能性が高いので、前の出演者が終わるのを待って入場し、

なんとか前方エリア下手側に着地。

リハからがっつり楽しみました!

 

セトリはこちら(MCのタイミングはうろ覚え)↓

(0.リハなにやったか失念)

 1.フィーバー

 2.はいからさん

 3.チャイナタウン

 -MC-

 4.最終電車

 5.電波ジャック

 -MC-

 6.S.S

 

このパスピエに出会ったのは、昨年のクリスマス、

2012年12月24日に行われた「unBORDE X'mas PARTY」でのこと。

これは、今を時めくきゃりーぱみゅぱみゅRIP SLYMEの所属するレーベルのライブだったのですが、

初めて見たこの「パスピエ」がみょーに引っかかった。

 

普通のバンドってボーカルが真ん中にいて、

それを囲むように左からベース、ドラム、ギターって、だいたい立ち位置が決まってるじゃないですか。

パスピエの場合はこれにキーボードが加わる)

なのにその時のパスピエは、ボーカルがやたら左端にいる。

ベースと同じくらい、いやベースより左端にいたような。

 

……なんだこの、森のオーケストラと指揮者みたいな立ち位置。

ボーカルが指揮者か。

それで楽器隊の中心はキーボードか。

そういうコンセプト??

 

そこから引っかかったのですが、さらに引っかかったのがボーカルのビジュアル。

遠目からでも目立つ黒髪ロングのストレートに大きな目。

白いスカート、白いノースリーブ、白いファーストールから枝のように伸びるほっそい腕。

妖精?

 

そしてその容姿から繰り出される独特の陶酔した動き。

むんむんと香り立つ不思議ちゃん臭。

(当時の自分のつぶやきを見たら、

 もっと気持ち悪く!目指せ岡村ちゃん!って言っている…笑)

 

しかし、立ち位置はステージ左端。

基本的にスタンドマイクの前から動こうとしない。

のに、動きの一つひとつに妙な華やかさがあって目が離せない。

 

って、目立ちたいんか目立ちたくないんかどっちだよ! 

 

とまあ、ボーカルの存在感が強く印象に残り、

かつ、曲も脳内にこびりついたので、

ちょっと追っかけてみたい!ということになったんですね。

 

そこから、シングル1枚、アルバム1枚が発売され、ますます好きになっていたので、

今回、フェスのステージで見れるということが楽しみでしょうがなかった!

 

 

……って前フリ長いな。

自分語り長いな自分。

 

 

それは容赦してもらうことにして、

RIJでのパスピエは、

 熱かった!

 

前方エリアにいたからか、はじまった瞬間からもうもみくちゃで

正直あんまり覚えてない。

 

ついでにいうと、ブログ更新をこんなにほったらかすと思ってなかったから、

ますます記憶もあいまいだ。

 

こんなブログに何の意味があるのか疑問に思いつつ、

それでも残る断片を記しておくと、

 

・ボーカルが攻めてた。もう左端の妖精じゃないんやで!

・ベースのイケメンとギターのイケメンが好対照でいいね。

・キーボードとギターが汗だくでニヤッとしてたのが印象的。

 

ボーカルは何か変化があったのかな。

フェス前に4回ほどライブを見に行きましたが、

左端のスタンドから離れ、真ん中や右端に来るようになってました。

逆にあの左端はいったいなんだったんだ。謎。

 

フェスではさらに「攻め」を感じたし、

華は相変わらず、いやますます磨かれているので、

これからこのボーカルがどう変化してくのか、面白いなあと思いました。

あの陶酔した動きをもっと見たい!

 

ベースとギターは、イケメンなんですよ。

ベースはあまり背が高くなくて、かわいい系の容姿。

しかし寡黙で硬派っぽくて(私の印象)、ベースをかき鳴らす姿が非常に男っぽい。

で、対するギターは長身長髪ちょっとちゃらそうな外見のイケメン。

これが左端、右端に位置してるのが絵になるなーと。

って、気づくのが遅いけど、

それまでずっとボーカルの動きばかり目で追ってたから、やっと気づいた。

 

あとは、最後の「S.S」で見かけた光景。

もう、「S.S」では客席の盛り上がりが半端なかった。

サビで一緒に「えす!えす!」と叫ぶんだけど、

客はみんなヒューズとんでもみくちゃのわやくちゃ。

 

そんなフロアを見渡して、キーボードが噛みしめるような表情をしてたんだけど、

2番のちょっと静かになるBメロ、言いーたいー言えーないー♪のとこだったかな、

キーボードが汗だくで振り向いたら、これまた汗だくのギターと目が合って、

そこで2人でニヤッとしてたんだよね。

それはもう、充足感をたたえた笑顔で。

 

よかったねナリハネ!

芸大のピアノ弾きが、フェス見てバンドやりたいってんで立ち上げたんだもんね!

フェス最高だね!フェス!

 

私が見た数回のライブでは、

このキーボードは合間に手拍子をあおったりする役も担ってたんだけど、

7月の横ブリや、このRIJでは客の手拍子が自然に発生するようになっていたのね。

手拍子の鳴り響くフロアを見渡すキーボード。

その目にはうっすらと涙が……とまではいかないけれど、何かを噛みしめる表情が非常に印象的でした。

 

そんな湯気が出そうに沸騰した「S.S」

ギターとキーボードは汗だくで笑みを交わし、

ベースとドラムは真剣な顔で何度もアイコンタクトを取りながら最高潮へと押し上げ、

そんな後ろの男たちのことは目もくれず、ボーカルは我が道をゆく。

 

って感じで、

最高に盛り上がって、血流が沸騰して、跳びまくったライブでした。

 

 

 

https://ro69.jp/quick/rijfes2013/detail/86250

 

 

あ、ここで帽子なくした。

 

 

 

ASIAN KUNG-FU GENERATION】GRASS STAGE

BUMP OF CHICKEN】GRASS STAGE

パスピエ終了後は、やりきった感が強く、

巨大ステージの後方でだらだらしながらアジカンを眺めてました。

がんばらなくても、生歌・生演奏を堪能できるフェスっていいもんですね。

 

バンプの前に友人たちと朝以来の全員集合をし、

一緒に花火を見て、私の夏フェスは終わりました。

 

あ、バンプの生歌がきれいすぎてびっくりした。

こ、こんな純粋な生き物がこの世にいるんですかぁ…って感想。

信者がいるのがわかるね。

 

 

以上、夏フェスは最高だよ!ブログを終わります。

楽しかっぱ!